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親子の癒し~「あまちゃん」の春子から

この4月から再放送されている「あまちゃん」。
HDDレコーダーに録画しながら見ている毎日です。


今週は、東京へ行ってアイドルになりたいアキに対して
母親の春子(キョンキョン)が大反対から一転、
明るく送り出すーという「北三陸編パート1最終週」(勝手に命名)。

この「一転」するきっかけとなった
春子(キョンキョン)と
その母親、夏ばっぱ(宮本信子)のシーンが
いいんだなあ~。

夏ばっぱが、春子に
「(あのときは)すまなかった」とあやまると、
お互い「すっとした」という。
そして春子は「わたし、あやまってほしかったんだ」と。

許しのシーンです。

職業柄、
このドラマを「癒し」という視点で
ずっとみています。

あまちゃんを見ていない方のために補足すると、
「あのとき」というのは遡ること約20年前、
春子が高校生で上京するときのお話。
「地元のために、東京に行かず海女になってほしい」という
"地元の大人の事情"を突っぱね、
「私はアイドルになりたい」と春子は上京。

上京する前夜、春子は
「海女になりたくない。東京に行きたい」と
布団に入っている母親である夏ばっぱに訴えます。
が、彼女は娘に背を向けたまま無言。
翌朝、春子はひとり東京へと電車に乗り、
20年一度も故郷には戻りません。

東京で苦労した春子は
「東京に行かなきゃよかった」と後悔します。
あまりにも後悔するから、
夏ばっぱ(=母)に
「あんたが止めてくれればよかった」と
怒りをぶつける。
そして、自分のような苦労はさせたくないと
娘のアキの上京を反対するわけです。

「上京する前の晩
 母は、黙って背を向けて横になっていた」
それを春子は
「母はわたしを他の大人から守ってくれなかった、
わたしの夢をバックアップしてくれなかった」と
受け取っていたかもしれません。
そして彼女の中に
母親への不信、怒り、悲しみを生み出したことでしょう。

それが「すまなかった」というひとことで、
その怒りが消えていく。
わかったんです。
母親が本当は自分を大事にしてくれていたこと。
そして
心の深くにずっとあった、悲しみや、無力感
母親に見放された、
大事にされなかった、という思いも(以上全部推測!)
みんな消えていった。

ずっと溜めに溜めていた感情が
消えていったので、
心持ちも考え方も変わり、
娘を送り出すことになったわけです。

娘を送り出した後
春子は人づてに
夏ばっぱは
上京する春子を浜辺から見送っていたのに、
単にに自分が気づいてなかっただけ、
ということをあとになって知ります。
浜辺で娘の乗っている列車に向かって
大漁旗を振って「万歳」していたという。

これはトドメです♪

見送ってたことを知った春子は口にします。
「ずっと(母のことを)恨んでいた。
 せめて笑顔で送り出してくれたらって
 どんなに気が楽だっただろうって」。

おわかりのとおり
「ずっと恨んでた」ーといっても
20数年間、のべつまくなし恨んだままで
生きてたわけではありませんね。
心の底に、ずっと「恨み」があった、ということです。

私たちは基本的に親を悲しませたくない。
だから
親に笑顔で送り出してもらえないと
とても深い罪悪感を感じます。
そんな感情に向き合うのはいやだから
罪悪感を持たないようにふるまってほしいと
親に望んでしまう。
それが叶わないと
望むようにふるまってくれない親を責める。
それがたまっていって恨みになる。

もし春子がクライアントだったら、
この「なんとなくずっとあった恨み」は
セラピストとして注目のポイントです。
(といっても、こういうタイプの人は
 セラピーにこないことが多いけど:笑)

本当は母に愛されていたと実感し
彼女の
「母親に対する怒りのストーリー」は
こうして終わるのです。


母は私を愛してなかった、
応援してくれてなかったという
春子のたった1つの「思い違い」が
長いこと生んでいた感情が生んでいたドラマが
終わりを迎えた、ということです。

こんな風に、
親に対して、子に対して
心の片隅になにか「しこり」を残している方は
結構いらっしゃるでしょう。

このドラマにある
春子のような人は、
はたからみれば
「いつも、いらついている、元ヤンの
美人だけどちょっと可愛いおばさん」で
一見、傷ついていたようにも見えません。

でもね
みんな、多かれ少なかれ、持ってるんですよ
心のしこり。
日常、表面では忘れかけていて
なんとなく先送りしていても
いつかは向き合う時が来るでしょう。

そうした「心のしこり」に気づいたら
こんどはどうぞ楽になることを
自分に許してあげてください。

ひととおり「あまちゃん」を見たので
もう知ってるのですが(笑)、
このあともしばらく春子の「怒り」が生むリベンジが
物語を動かしていきます。

やがてはアキを通じて
春子の怒りが癒されるような出来事が次々とおき、
最後はリベンジの対象だった東京の人間たち
北三陸の人全員を含めた全員の癒しと再生の物語になる。


クドカンがちりばめた「コネタ」や
コメディタッチの演出や
セリフ回しももちろん秀逸なのですが、
アキが成長することで
周囲の人たちの過去の傷が
癒されていくという隠れた物語性が
何よりもこのドラマの大きな魅力だなあと思います。

いやあ、本当に見事なドラマ。


↑以上を読んで、とりあえず見たくなった方は
DVD借りるとかNHKオンデマンドで見るとか、どーぞ。

(あ、まわしものじゃないよ。うん)


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コメント

あまちゃんの春子のことを、こんな人はセラピーにまずこないとおっしゃってましたが、それはどうしてですか?
どんな人がこないのでしょうか?

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心理セラピスト /EFTトレーナー 小貫淳子 

Author:心理セラピスト /EFTトレーナー 小貫淳子 


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